artkish!2010

Flower in Heart
   願わくば花の下にて・・・・・・

 

基本
コンセプト
製作作品について
企画実施内容

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本

 企画の基本趣旨

 現在大阪芸術大学は、大学外においてさまざまなイベントあるいはアートプロジェクトを展開しています。大まかに分類すると、地元である河内長野、太子町、 富田林などにおける企画と、都市部、とくに大阪市内での企画が存在します。いずれもその基本精神は、大学というコミュニティーが地域と孤立して存在してい るのではなく、地域と共生する形でこそ存続していけるという思考の転換によって、積極的に地域社会への貢献度を高めていこうとするものです。
 Artkish!2010は、基本的にこのような考えのもとに展開されるカルチュラル・イベント(cultural event)です。都市部でのイベント企画が広域的な文化の振興を 目指すものであるのに対して、都市近郷におけるカルチュラル・イベントは、地域の活力を維持するとともに、育み、発展させることを目指します。創造都市と いう考え方で、重点的に都市文化を活性化させ、さらに都市間連携によってシナジー効果を創出し、都市だけでなくその周辺部をも含めた一段の文化的発展を目 指すことは、文化政策として確かに正当性をもっています。しかし、このトップダウン的な思考はボトムアップ型の思考と協同してこそ本物の力になるのではな いでしょうか。ボトムアップ型の地域貢献を目指すのがArtkish!2010です。
カルチュラル・イベントといういわば大きなアンブレラの下に、作品制作展示、プチ・アートプロジェクト、そしてワークショップ、フリーマーケット、商店会への布壁の展示が集結します。いずれの項目についても、企画にあたりさまざまなアートを主体的に生み出す大阪芸大の存立の核心を堅持することは申すまでもありません。その意味では単に地域に迎合して企画を構成・展開するわけではないということです。しかしアートキッシュのコアな部分である「アート」そのも のについての理解が地域社会に十分に浸透しているとは言えない状況があります。
 これはおそらくボトムアップ型のアートを巻き込んだカルチュラル・イベントが常にぶつかる問題でしょう。制作する側の思いを一方的に作品化するのではなく、 地元の人々とのコミュニケーションを深めるなかで、いわば「心のコラボレーション」、「気持ちのコラボレーション」の成果としてアートに直結する作品制作 やアートプロジェクトを実現していきたいと考えます。そのためには、作品の作り手、企画の遂行者と地元の団体(大阪市などの大きな団体から本企画の提携相 手である喜志駅前商店会などの小規模な団体)、また地元の人々(大阪市の住民、あるいは喜志駅前の商店主、その顧客、喜志界隈住人)との良好な関係の構築が不可欠です。つまり、アートキッシュに参加する人々、特に作り手は作品の受け手との関係を意識しつつ、展示される場所にも心を配り、なおかつ自らの作品作りの基本的ポリシーを堅持し柔軟に生活圏を共有する地域とコミュニケートする必要があるでしょう。
 このような基本的な考えの下で、地元と活性化とポジティヴな共生を目指すカルチュラル・イベントとして今年度もArtkish!2010を実施します。

 

 

 

 

コンセプト

 河南町で花、といえば、広川寺と西行の姿が浮かんできます。西行は「願わくは 花の下にて 春死なん そのきさらぎの 望月のころ」と詠い、願い通りに「花=桜」の散る中、河南町の広川寺で生涯を閉じました。花に包まれ、おそらく心身の深みにまで桜の姿、香りを染みこませてこの世を去ったのでしょう。
およそ800年前、墨染めの衣に身を包んだ西行が石川に沿って、あるいは芸大バスの走る、喜志の宮-美具久留御魂神社-の鳥居前の街道を高野山に向かって歩いたはずです。その飄々とした姿は、遥か彼方に消え去ってしまいましたが、彼の歌は残り、花=桜への想いも受け継がれてきました。
西行にとって花が、古来の桜、山桜であったように、また桜への想いを継承しつつも、私たちの誰もが心にふっと浮かぶ自分の花をもっているはずです。Artkish!2010では、そうした心の花、その花に託する願(おも)いを今年のテーマとして展開します。

Flower in Heart -願わくば花の下にて……  

 あなただけの心の花を、いろいろなメディアで形にして、喜志の商店会の店、店に咲かせましょう。そして、12月には体育館ギャラリーでそうした花を束ねたブーケのような学科を横断する展覧会を実現しましょう

 

 

 

制作作品について

 

 

 

 

企画実施内容